断熱材の仕組み

家造りに断熱は欠かせない工事のひとつです。

家の老朽化と腐食の原因は水の侵入や結露・湿気にあり断熱をする事で、これらの事から家を守り室内を快適な環境してくれます。

そして断熱を高めると気密性も上がるので外部からの温度の影響を受けにくくなり冷暖房の効率が上がり省エネにもつながるという事です。

その断熱方法には種類があるので選択する必要があります。

また家が仕上がってしまうと断熱材が、どの様に施工されているかを見るには天井裏・床下を覗いて見られる程度でしょう、建売住宅の場合は仕様書で確認して販売者からの説明を聞いてこの家の断熱性能を知る事になります。

そこで断熱と気密について、ご紹介します。

断熱と気密がなぜ必要か

  • 家屋内の温度差が少なくなり省エネルギーになる
  • 結露やカビが生じにくくなる
  • ダニの繁殖密度が低くなる
  • 家内外の騒音防止対策にもなる

次世代省エネルギー基準

断熱基準の低い家造りをしていた日本が1993年に先進国のレベルに見習い全国を6つの区域に分けてそれぞれに望ましい建物全体の断熱性能の基準を建設省(現国土交通省)が定めました。

それが次世代省エネルギー基準です。

住宅に係る利用エネルギーの合理化に関する基準で、主な工事内容としては断熱・気密・換気性能の内容になります。

新築される住宅については2020年までに、この基準を段階的に適合義務化する計画になっています。

断熱の方法

断熱の方法としては「充填断熱」と「外断熱」の2つがあります。

<充填断熱>

充填断熱の壁は内側に防湿層を設け柱と柱の間の壁内に断熱材を入れ気密する方法で主にグラスウールやロックウールが使われています。

(充填材には木質繊維や自然素材を使った断熱材や発泡剤の施工方法もあります)

メリット

  • 外断熱と比較すると厚い断熱材を入れる事が出来る
  • 施工が比較的容易
  • 外断熱に比べると費用が安価

デメリット

  • 気密性の確保は施工者の技術による
  • 床下・小屋裏・土台・柱は外部の温度の影響を受ける

<外断熱>

外断熱は建物全体を発砲プラスチックを板状にした断熱材を貼ります。

建物全体を外側から包む状態なので床下・小屋裏・壁内もすべて室内と同じ環境なります。

メリット

  • 建物全てが室内と同じ環境になり温度差がない
  • 気密性と断熱性が両立している
  • 構造躯体が断熱材で覆われるので外部からの影響を受けにくく構造躯体が長持ちする

デメリット

  • 施工に手間がかかる
  • 厚い断熱材を取付ける事はできないので性能に限界がある
  • 費用が高価

大まかに説明をしましたが断熱のポイントの理想は下記ような事です

  • 建物全てが室内と温度差が無い
  • 風・雨・湿気に強い
  • 外部の温度の影響を受けない
  • 断熱が室内の気密性にもなっている

この理想から木造住宅の断熱の理想に近いのは外断熱になりますが現在では内断熱の比率が上回っています。

サッシも断熱仕様に

高断熱・高気密化をしたい家では建物全体の気密と断熱をより高める必要があります。

ですから外部の温度の影響を受けやすいサッシも断熱・気密仕様を設置する事でさらに性能は高まります。

この断熱は省エネにつながる事も魅力ですから、建材の開発は進んでおり高断熱・高気密性能を取り入れた建売や注文住宅も増えています。

高断熱・高気密の住宅で気を付ける事

しかし高断熱・高気密の弱点である結露には生活の仕方に注意をしましょう。

湿度の高い日本では結露対策をすることが大切となります。
24時間換気で湿気や有害物質を含んだ空気を排出する換気計画と室内に水蒸気の発生する原因になる洗濯物を室内に干す・開放型のストーブは使用しない方がよいでしょう。

断熱と省エネルギー対策等級

断熱性能の高さは専門家の計算により省エネルギー対策等級の判定ができます。

この等級が高い住宅には補助金や助成金制度が近年増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外壁の種類と選び方とデザイン

外壁は、家を守り 家を魅せる役割の部分です。

雨風・太陽光から家を守りながらも、どんな風に家を魅せるかとメンテナンス性を考慮して選ぶ事をおすすめします。

そこで外壁の種類とデザインをご紹介しますので外壁選びの参考として下さい。

外壁の主な仕上げ方法

外壁の仕上げ方法は2つの方式に分けられます。

1、湿式工法

メタルラス(金属のメッシュ状の金網)を壁に貼り、その上にモルタルを塗った上に仕上げをする。

  • 吹付塗装
  • 塗り壁(漆喰やリシン・珪藻土・自然素材等)
  • タイル

2、乾式工法

壁下地に金物を取付引掛けたり、釘打ちで外壁材を取付ける仕上げ方法。

  • 窯業系サイディング
  • ALC
  • 金属製サイディング
  • タイル

一般的に外壁全面を仕上げる方法をピックアップしてみました。

この他にもコンクリートや木材での仕上げ方法もあります。

では上記のそれぞれの特徴とメリット・デメリットを見てみましょう

<吹付塗装>

○特徴

吹付塗装はセメントを主原料としたモルタルを下地に塗り、仕上げに塗料を吹き付けます。

○メリット

費用が安く色のバリエーションが豊富

○デメリット

10年程度で再塗装が必要になる

重量はやや重い

<塗り壁>

○特徴

漆喰や珪藻土系の材料をコテで塗り仕上げる。

○メリット

落ち着いた仕上がりになる

またコテ使いで模様や凹凸を表現できる

○デメリット

細かいひび割れが入りやすくメンテナンスにやや手間がかかる

重量がやや重い

職人の技術に左右される

<窯業系サイディング>

○特徴

現在、外装材として最も普及しているタイプで柄や色が豊富でタイル調や木目調等のデザインも楽しめる。

グレードは素材の厚みと表面の加工・デザイン・目地レス等で違いを付けていて価格の幅が広い。

○メリット

色とデザインが豊富にあり違タイプの外壁を貼分けるデザインやコーナーにアクセントを付けたり帯を付けるなどのデザインを楽しめる。

表面に親水性や光触媒の加工が施してあるものは長期間キレイを保てる。

(ただし機能性UPと共に価格は高くなります)

○デメリット

コーキングレス以外のサイディングには目地のつなぎ目とサッシ周りにはコーキングをうちますが、このコーキングが外壁材の退色や汚れよりも早く劣化してきて痩せたりひびが入ってくることがあります。

外壁材のグレードにもよりますが10年程度での再塗装が必要になります

<ALC>

○ALCは珪石・セメント・生石灰・石膏・アルミニウムを主成分としていて気泡を含んだパネルなので軽量気泡コンクリートパネルとも呼ばれています。

気泡を含んでいるので断熱性に優れているのが特徴です。

○メリット

耐久性・断熱性に優れていて軽量なので高層ビルにも使われている。

○デメリット

軽石のような材質なので塗装の剥がれ・ひび割れ・コーキングの劣化部分からの水の侵入で素材が劣化しやすいので、それらのメンテナンスには注意が必要となる。

<金属サイディング>

○特徴

金属サイディングはガルバリウム鋼材やアルミ合板塗装板の裏側に補強と断熱の役割をする発泡系樹脂材を裏打ちして成形した外壁材です。

○メリット

非常に軽量で施工性が良い

重ね合わせる部分に釘打ちをするので釘が目立たず面の間にコーキングを打たなくても良い

○デメリット

柄に凹凸があまりないのでタイル調や石目調といってもあまり高級感が感じられないのでシンプルなストライプ系の柄に人気が集中しています

<タイル>

○特徴

工法には湿式と乾式がありますが現在では専用の金具やボンドで貼る工法が一般的です。

○メリット

タイルは粘土や石を細かく砕いた物を焼き固めたものなので耐候性や耐久性にすぐれています

見た目がサイディングの模倣品と違う美しさと重厚感があります

メンテナンスがフリーです

○デメリット

費用が高価

湿式の場合は地震での剥離の心配がある

下地の劣化が分かりにく。

現在、主流な外壁材を取り上げてみました。

外壁材はデザインだけでなく材質・厚み・表面の加工にグレードがあり断熱性能やメンテナンスのコストも様々です。

多色使いやサイディングと木材などの異素材のコーディネートも可能なので、まずはそれぞれのカタログの施工例をみたり、屋外へ出かけて、よそのお宅を眺めてみるとご自分の好みが分かってくるでしょう。

またショールームを利用して実物を体感したりアドバイスを頂くのもおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の構造の種類と選択方法

家の間取りや大きさが分かってきたら、その家にふさわしい構造工法を決めていきます。

どの構造にするかの選択方法としては地域の気候や風土に合っているか等さまざまな条件を考慮して決めましょう。

構造は家を支える大切なところでもあり家の基本的な性能の快適性・安全性・耐久性を決める重要な決断です。

それでは、それぞれの構造工法の特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

住宅の構造

住宅の構造は大きく分けて3つあります。

  1. 木造(在来軸組工法・ツーバイフォー工法)
  2. 鉄骨造
  3. 鉄筋コンクリート造

この中で一番身近な構造は高温多湿な日本の気候や風土に合った木造になるでしょう。

3つの構造の特徴・メリット・デメリット

木造(在来軸組工法)

<特徴>

一般的な2階建て住宅に選ばれている構造工法です。
加工性に優れている木材を構造に使う汎用性のある伝統的な工法で、土台・柱・梁で骨組みを造り、筋かいや耐力壁をバランスよく配置する構造です。

<メリット>

  • 木材は加工がしやすいので複雑な形状の敷地に合わせた建築も可能
  • 設計の自由度が高く増改築もしやすい
  • 木材の比重が軽いので扱いやすい
  • 熱伝導率が小さく寒暖の影響を受けにくい
  • 木材の温もりや木目の見た目や匂いがよい

<デメリット>

  • 白蟻などの被害を受けやすい
  • 施工精度が職人の能力による

木造(ツーバイフォー工法)

<特徴>

断面寸法が2×4インチや2×6インチの木材を主にして枠を造りその枠に構造用合板を釘打ちしてパネル化する工法です。

<メリット>

  • 在来軸組工法に比べて工期が短い
  • 施工がしやすく高い技術がなくても耐震性が確保できる

<デメリット>

  • 耐力壁のバランスや量の考慮が必要なので増改築がしにくい
  • 湿度に弱くカビ等で腐りやすい

鉄骨造

鋼材で柱や梁の構造部分を組み立てるので丈夫で長持ちします。

鉄骨系プレハブは大量生産が可能です。

鋼材の厚みや形により重量鉄骨造・軽量鉄骨造に分けられ木造構造に比べると費用はやや高くなります。

<メリット>

  • 柱や壁のない大空間もできる
  • 耐震・耐火性が高く耐久性に優れている
  • 筋かいを必要としない
  • 中高層住宅に適している
  • プレハブ工法の場合はあらかじめ工場組立てる部分があるので工期が短い

<デメリット>

  • 大型機材を使用するので狭い敷地や敷地に設置する道路が狭いと不向き
  • 高温多湿の風土では錆がつきやすい
  • 重量鉄骨の場合は地盤・基礎工事に費用がかかる事もある

鉄筋コンクリート

<特徴>

強固な構造で耐久性に優れていてコンクリートを流し込む型枠しだいで自由な設計ができます

<メリット>

  • 耐震・耐強風雨・耐火性が高い
  • 遮音性に優れている
  • 設計の自由度が高く何層にも建てられ曲線も表現できる

<デメリット>

  • 建物が重いので堅牢な地盤が必要
  • ひび割れが発生しやすい(ひび割れから雨水が入り込むと鉄筋が腐る)
  • 水・湿気に弱い
  • 遮音性が高いので室内での反響が気になる
  • コンクリートを乾燥させるため工期が長くなる

このように、それぞれのメリット・デメリットを見て、ご自分の家造りにふさわしい構造工法を考えてみましょう。

なお、この3つの構造材のそれぞれの良い所を取り入れた混構造とする建て方もあります。

構造工法選びで注意する事は敷地の地盤・環境・間取りの希望から判断します。

また他の視点からの検討も必要で、特に費用面はよく検討しましょう。

同じ建坪でも建物の価格はもちろん地盤工事や基礎工事の費用も違ってくるので注意しましょう。

コスト面と増改築のしやすさですと①木造②鉄骨造③鉄筋工クリート造の順番になり、耐久性ですと①鉄筋コンクリート②鉄骨造③木造となります。

また業者により木造構造しか行っていない工務店や建設会社・ハウスメーカーもあるので、構造工法により依頼業者の検討も行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

一戸建てに必要な自己資金はどのくらい?

住宅購入時、自己資金はどのぐらい必要なのでしょうか。

住宅の購入費用の大半は住宅ローンをあてるのが一般的です。最近では頭金がなくても住宅ローンを組めるようになってきているため、自己資金もあまり必要ないのではないかと考えてしまう人もいます。

しかし、家を買うとなると、住宅の購入にかかわる費用以外にも、様々な出費があります。
建物以外にかかる費用を考えずに予算を組んでしまうと、思わぬ出費に困ってしまうことになります。

◯頭金の目安
頭金ゼロでも購入できるケースも増えてきてはいますが、まだまだ頭金有りのケースの方が主流です。
昔は住宅価格の3割から4割が頭金とされていましたが、最近では2割程度が目安といわれています。

◯頭金以外にかかる費用
住宅購入時には、家の購入費用の他に様々な諸費用が発生します。

まず考えなくてはならないのは、保険や税金に関わる費用です。
新しい住宅にかける火災保険や地震保険の保険料や、住宅ローンを組む際の手数料などが考えられます。また、不動産の取得や登記には税金がかかります。

これらの諸費用については、新築住宅であれば住宅価格の3~5%、中古住宅であれば5~10%程度が一般的に目安として考えられています。

また、引っ越しにかかわる費用も発生します。
引っ越し費用の他、建て替えの場合は仮住まいの家賃も必要になります。新しい家に合わせて家具などを購入することもあるでしょう。

購入にかかわる諸費用、その他転居にかかわる費用を合わせると、住宅価格の1割程度を頭金とは別に自己資金として見積もっておきたいところです。

◯家そのもの以外に必要となる工事費用
一戸建ての予算を考える時に忘れがちなのが、家の外構部分についてです。

一戸建ての場合、家の建物の他に、塀や門扉、駐車場、庭についても工事が必要となることがあります。庭木を植えたり、撤去したりするのには意外とお金がかかります。
資金計画を建てる際は、外構部分についても忘れず計算に入れましょう。

◯予算自己資金の目安
住宅購入のための頭金が住宅価格の2割、その他の出費が1割とすると、住宅価格の3割が自己資金として必要な金額となります。これらの自己資金を踏まえた上で、予算を考える必要があります。

例えば、全体の予算が3000万円の場合、3000万円丸々を住宅の価格にあてることはできません。
3000万円のうち300万円程度は諸費用にあてることになるためです。住宅に割くことができる予算は2700万円です。
頭金は2700万円の2割ですから、540万円となり、トータルで必要になる自己資金は840万円になります。

長期優良住宅のメリットと条件、申請方法は?

住宅が「長期優良住宅」として認められると、税金の控除などを受けることができ、住みよい住宅になるだけでなく、金銭的な面でもメリットがあります。
長期優良住宅によって受けられる控除や、認められるための条件、申請方法について解説してゆきます。

◯長期優良住宅とは
環境な人に優しく、長期間良い条件で住むことができるよう工夫がされた住宅です。
長く住めることは快適なだけでなく、資産価値もキープしやすいことが期待できます。

そのため、住宅ローンや不動産に関連した税金の優遇措置が設けられています。

◯優遇1:住宅ローン控除
長期優良住宅に限らず、住宅ローンを組むことで、所得税の控除があります。
控除の主な条件は以下の通りです。
・移住のための家屋で、引き渡しまたは完了から6ヶ月以内に住むこと
・床面積50㎡以上、店舗等併用住宅の場合は床面積の半分以上が居住スペースであること
・借入金の償還期間が10年以上
・合計所得金額が3000万円以下
条件を満たした上で確定申告を行うことで控除が受けられます。

一般的な住宅の場合、控除対象借入限度額は4000万円です。これが、長期優良住宅の場合は5000万円までとなっています。
所得税の控除率は年1%であるため、最大で5000万円の1%、つまり50万円が控除額になります。

◯優遇2:不動産取得税
不動産を取得すると、不動産取得税が発生します。
土地や建物を購入した時だけでなく、新たに家を建てた場合も対象になります。取得することが条件になるため、取得にお金がかかったかどうかは関係ありません。不動産の登記をするかどうかも無関係です。
不動産の購入や贈与、交換、建築、増改築の全てが対象となっています。

不動産取得税の計算方法は、床面積50㎡~240㎡の建物の場合、一定の控除額を引き、その後の金額に3%で税金を課します。

長期優良住宅の場合、控除額に優遇があります。一般的な住宅が1200万円の控除となるところ、長期優良住宅なら1300万円の控除となります。

◯登録免許税
登録免許税は登記や特許、免許などの証明に対して課される税です。

例えば新築住宅の場合、所有権保存登記を行うことになります。この時、一般的な住宅の場合は不動産価格の1.15%の税金を支払うことになります。
しかし長期優良住宅であれば不動産価格の0.1%となり、支払う税金が少なくなります。

その他に、所有権移転登記などの登録免許税についても優遇があります。

◯固定資産税
一戸建てやマンション購入後、一定期間固定資産税の減額措置があります。
床面積50㎡~280㎡の一般的な住宅の場合、戸建てなら3年間、マンションなら5年間固定資産税が半分になります。
長期優良住宅の場合はこの期間が延長され、戸建てで5年感、マンションで7年間半額になります。

◯その他の優遇や補助金
・フラット35の金利
長期優良住宅の認定を受ければ住宅ローンの金利に優遇が受けられます。

・地域型住宅グリーン化事業
地域型住宅グリーン化事業は、優良な木造住宅の生産を支援することで、林業・地域経済の活性化や、地域の工務店等の信頼性の向上などを目的として行われています。
地域の工務店が建設した、長寿命型や高度省エネ型の木造住宅の建築等に対し、100万円を上限として補助金が出ます。

・長期優良住宅化リフォーム推進事業
住宅のリフォームを行い、劣化対策や耐震性の向上に加え、一定の性能基準に達する場合、250万円を上限に補助を受けることができるしくみです。
補助を受けるための条件はいくつかあります。まず、リフォーム前に専門家による住宅診断をうけること。また、劣化対策、耐震性が一定の基準を満たすようになること。そして省エネルギー性や維持管理の容易さなど、長期優良住宅に求められる性能を満たすようになることなどが条件に挙げられています。

◯長期優良住宅の条件
新築に限らず、リフォームの場合にも長期優良住宅と認められれば色々な優遇措置があります。

長く住みよく、維持管理のしやすい住宅は、金銭的なメリットだけでなく、快適に過ごすにも適した住宅です。通常の住宅をよりもコストはかかりますが、予算や今後のライフスタイルなどを考慮し、メリットが大きいと判断できたなら、適用を考えても良いでしょう。

では、長期優良住宅と認定されるための条件にはどのようなものがあるのでしょうか?
順に確認していきましょう。

・劣化対策
数世代に渡り住宅の構造躯体が使用できることが求められます。通常考えられる維持管理条件のもとで100年以上連続してしようできるような措置が必要となります。
例えば木造住宅の場合、構造躯体の点検が容易になるように、点検口の設置や床下に一定の高さの空間が必要です。

・耐震性
大地震の際の住宅の変形を一定以上に抑えるための措置をしたり、損傷の程度を抑えたりするための措置が必要です。

・維持管理、更新の容易性
構造躯体よりも耐用年数が短い内装や設備の維持管理がしやすいような措置が求められます。清掃や点検、更新や補修などの際、建物など他の部分への影響が少なく、工事が少なく済むような工夫が必要になります。

・可変性
長く暮らすうちに変化していくライフスタイルに対応できるよう、間取りの変更等に備えた住宅であることが条件となっています。
配管や配線をあとからでも追加、変更できるように天井を高くとっておくなどの措置が必要です。

・バリアフリー性
将来的にバリアフリー改修が可能となるよう、廊下の幅を確保したり、エレベーターやスロープのためのスペースを用意したりする必要があります。

・省エネルギー性
断熱性など、一定以上の省エネルギー性能が必要です。

・住居環境
景観など、その地域の居住環境、町並みなどの維持、向上に配慮が必要となります。

・住戸面積
戸建の場合は75㎡以上、マンション等の共同住宅の場合は55㎡以上の住戸面積が条件です。ただし、地域の状況に応じて面積の基準は引き上げたり、引き下げたりすることが可能です。申請の際は、自治体に必ず確認しましょう。

・維持保全計画
建築時から定期的な点検、補修などの計画を建てていることが求められます。少なくとも10年ごとに点検を実施しなければなりません。

◯長期優良住宅ための手続きは
長期優良住宅の認定を受けるには、条件を満たすだけでなく、所管行政庁への認定申請が必要となります。

まず、所管行政庁に認定申請をする前に、長期優良住宅の性能を満たしているかどうかを確認する必要があります。ただ、依頼者は、登録住宅性能評価機関に技術的審査を依頼し、適合していれば適合証を交付してもらいます。
自治体によっては、技術的審査の依頼前に事前相談をするように求めていることもあります。

次に、交付された適合証を添付の上、所管行政庁に長期優良住宅の認定申請を行います。この申請は、住宅の着工前に行わなければなりません。

審査に通過すれば、長期優良住宅の認定通知書が交付されます。

認定申請にかかる費用は数千円から1万円程度ですが、登録住宅性能評価機関の技術的審査には数万円の費用がかかります。
また、手数料や手続きの流れ、申請先は建築予定の自治体によって異なるため、長期優良住宅の建築を考えている場合は、必ず事前に確認しましょう。

長期優良住宅の認定申請は複雑で、素人には分かりにくい部分も多いです。ただ、長期優良住宅を販売しているハウスメーカーや工務店であれば、申請手続きにも慣れています。分からないことがあれば聞いてみるのも良いですし、認定申請のサポートを行ってくれるところも多いです。サポートに手数料がかかることもありますが、自信がない場合や忙しい場合は頼るのも良いでしょう。

建売住宅に住んで一年、満足です

一年前に某パワービルダーの建売住宅を購入しました。
家族構成は夫、妻、3歳と1歳の子供の4人です。
結論から言うと「買って良かった!」と思っています。

私達が購入したのは、約50坪の土地・4LDK30坪の二階建ての住宅です。
建売を選んだ一番の理由は価格の安さです。
注文住宅を建てるよりも少なくとも500万円は安く済みました。
ただ実際は売りに出されている建物本体価格で購入できたわけではなく、それなりの諸費用がかかりました。
具体的には仲介手数料、オプション費用などです。
他にも住宅ローンの手数料や保証料、登記費用なども必要で、結局本体価格の他に300万円はかかりました。

もちろんオプションは自分で選べるので予算内に収めれば良いのですが、カーテンレールや網戸などの生活必需品もオプションだったので全く付けない訳にはいきません。
他にはテレビアンテナやバルコニーの屋根、洗濯物干し、食洗機などを付けてもらいました。

建物住宅は欠陥が多いと言う話を聞いたことがありますが、一年住んで今のところ不具合はありません。
入居前のチェックや、入居後の定期点検もしっかりとしているので特に不満はありません。

私達は建物が完成する前に購入したので、コンセントの位置や数を変更してもらうこともできました。
これが大正解で、例えば物置の中に追加したコンセントは掃除機の充電に大活躍です!
他にもポストの位置を変更することで車も駐車しやすくなりました。
着工前なら値段はそのままで外壁の色やドアなども選べるらしく、そうなるとより自分好みの家になるのではないかと思います。

もちろんお金を掛けた注文住宅に比べるとシンプルではありますが、そのぶん使いやすい家だと思います。
価格が安いだけローンが少なく住んだので、月月の支払いは賃貸時代よりも安くなりました。
背伸びをして注文住宅を買うよりも、建売住宅でゆとりのある生活をするほうが私には向いているな、と感じる日々です。
そういうわけで、一年住んだ結論は「買ってよかった!」です。

家を建てるなら注文?建売?

新築一戸建て、と一口に言っても、既に完成している住宅を購入するのと、ゼロから設計し、そこから建てていくのでは全く違います。前者は建売住宅、後者は注文住宅と呼ばれています。
今回は、建売住宅と注文住宅の違いについてと、建売住宅のメリットについて説明します。

◯注文住宅と建売住宅の違い
住宅を建てるには、まず土地が必要になります。

注文住宅では、土地の用意があったり、親から受け継いだ土地を所有していたりするのでなければ、家造りは土地探しから行うことになります。そうして見つけた土地に、ハウスメーカーや工務店を利用して家を建てていくことになります
注文住宅では、ハウスメーカーごとにある程度の規格や制約があるものの、間取りや内装は購入者が自由に決めることができます。

建売住宅の場合、土地探しは必要ありません。土地と建物がセットになった状態で販売されているためです。住宅の設計や設備などはあらかじめ決められており、購入を決めた時点で既に建築が始まっていたり、既に完成したりしています。
感覚的には、分譲マンションを購入するのに近いです。既に商品として出来上がった住宅に対し、自分に合いそうかどうかを考えて購入を決めることになります。
最近では、内装や設備などに購入者の意見を反映できるような建売住宅もあるにはありますが、基本的には変更の効かないことがほとんどです。

◯建売住宅のメリット
建売住宅最大の特徴は価格です。同じような住宅であれば、注文住宅よりも安くマイホームを手に入れることができます。

建売住宅は1軒だけ建てるものではありません。まとめて建てるのが普通です。
多少外観を変えつつも、同じような間取りや内装、設備の住宅を複数軒建てることになります。そのため、1軒あたりの設計にかかるコストや建材などの仕入れコストを抑えることができます。

注文住宅のように、個人の好みや都合に合わせることはできませんが、あれこれと間取りなどを悩む必要がないのはメリットだとも言えるでしょう。土地とともに分譲されるため、土地探しの手間もありません。
金銭的なメリットだけでなく、時間や手間についても節約することができます。

新築で一戸建てを購入したいと考える人にとって、建売住宅はリーズナブルで便利な選択肢です。

建売住宅のメリットは、オーダーメイドの洋服に対する、既製品の洋服のメリットと同じです。
個人の体型にぴったり合わせることはできませんが、安くて早く、そして便利です。