雨戸はどうする?


まず雨戸の役割はどんな事でしょう。
防犯・遮光・断熱・防風・防火・防音・目隠し・窓ガラスの保護が考えられます。
現在は掃き出し窓以外は雨戸の付かない小さな窓や形状にすることが多くなり雨戸の事は、あまり考えなくなっていますが雨戸は意外と便利で暮らしやすい役割を持っている設備だと思います。
そこで雨戸の事を、ご紹介しますので付けて良かったと思える快適な雨戸を選んで下さいね。

雨戸のメリット

雨戸は無いほうが窓廻りがスッキリとして良いと感じるものですが、防犯・防風・竜巻の時には雨戸があると本当に心強いと感じる事でしょう。
台風の時の窓ガラスが受ける風圧はかなりなものですし竜巻で物が飛んできた時には雨戸がガラスを守ってくれます。
そして金属製の雨戸は防火にもなり災害時には役に立つ設備です。
また日差しが強すぎる窓は雨戸を閉めることで日焼けや日光の熱を室内に入れにくくしてくれます。
このように割れやすく熱に弱いガラスを守る役割や日差しをコントロールしてくれ防犯対策もできる設備なのです。

雨戸の種類

①戸袋付き雨戸(横に引くタイプ)
現在は上げ下げ窓や押し出し窓を付ける家も多く見かけられ、これらの窓には雨戸を付ける事はできません。
しかし以前は、ほぼ引違窓の形状でしたので居室の窓には戸袋付き雨戸を付けるのが一般的でした。
窓の横の外壁に雨戸を納める戸袋を付け雨戸は横に2枚建てで引くスタイルです。
寒冷地では断熱タイプにする方法も良いと思います。
また雨戸は防音対策にもなるので音漏れや屋外の騒音が気になるときには閉めると軽減されます。
開閉動作は立ったままで行えます。
②シャッター雨戸(上から下に引き下げ、上に巻き取るタイプ)
現在は、このシャッター雨戸を付けている家をよく見かけます。
雨戸と言えばこの形状が一般的になっているとも言えます。
戸袋がないので外装がスッキリと見え外壁に戸袋のスペースを必要としないのがメリットです。
形状は窓の上にシャッターを巻き込むカバー形状の物を付け上から下へ引き下ろします。
背の低い子供でも閉められるように紐がついています。

注意したいのは、掃き出し窓では雨戸を開閉する時に上下の動きが必要となり、下まで閉めたり開ける時に、しゃがみこまなくてはなりません。
この動作が高齢者には負担かもしれません。
このような場合には価格は上がりますが電動式タイプを選択するのもよいでしょう。
また沿岸地域や台風の被害を受けやすい地域には強度の強いタイプを設置することができます。
③ルーバー雨戸
形状は戸袋付き雨戸と一緒で建具がブラインドになっていて通風雨戸とも言われるタイプです。
雨戸を閉めたままでルーバーの開閉と角度が変えられるので窓を開けたいけれど防犯性が気になる窓や日差しや通風のコントロールができます。
そしてレースのカーテンを付けなくてもルーバーの角度で室内が見えずらくなります。
また簡易型の面格子のように取り付けてルーバーの角度を調節できるタイプもあります。
こちらですと洗面脱衣室や浴室等の窓にも取り付けることができます。

このように雨戸には防犯や窓ガラスを守るだけでなく日差しのコントロールや目隠しとしての機能を目的とすることができるのです。
また家を建てた時には必要なかった雨戸も燐家が建ったことで目隠しや防犯として必要になった時に後付で付けられるタイプもあることを覚えておきましょう。
建売では雨戸の無い家も見かけますが寒い時期・風の強い時・日差しの強い時など雨戸があったらなぁと思う事があると思うのでオプションでも是非設置したいですね。
そして予算があればルーバー雨戸で防犯と目隠しもしながら通風や日差しを取り入れられるタイプが色々と雨戸を活用することができるので、おすすめです。

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