1.理想の生活のイメージを固める
皆さんは、新築のマイホームでどんな生活をしたいですか?
もしすぐに答えが浮かんでこないのであれば、まずは住宅雑誌やライフスタイル情報誌を見てみる事をおススメします。
この「理想の生活のイメージ」が大事で、ここが固まってないとフラフラと方向転換ばかり繰り返し、最終的には満足いく物件探しはできません。
いきなりスーモやホームズで、物件探しをしていても時間の無駄になってしまう可能性が高いです。
まずは、家族でどんな生活をしたいかをじっくり考えます。
そして、ある程度「理想の生活のイメージ」ができてから、「理想の生活のイメージ」を叶えるための家探しをはじめます。
本当は、「理想の生活のイメージ」なんて固めずに物件探しをする事もできます。
というか、イメージが固まってないままに物件探しをする人は意外と多いです。
ただそれですと、本当に自分たちが優先したいものが何なのかわからず、妥協して物件を選んでしまい、後悔することになる場合もあります。
「理想の生活のイメージ」をしっかりもって「理想の生活のイメージ」を叶えてくれそうな物件を購入する。
これが本来の家の選び方ですね。
それだけ「理想の生活のイメージ」を持つ事は大切です。
希望がすべてかなった物件が見つかれば最高ですが、予算もある中で探すので、叶えられるものと妥協するものが出てきます。
そのときに、「理想の生活のイメージ」が固まっていると、妥協すべきものか、妥協してはいけないものかの判断が付きやすいです。
不動産会社に相談する際も、そのあたりをちゃんと伝えておくと、それらを考慮して物件を紹介してもらえます。
無駄な検討の時間も減りますし、効率よく物件を見ることが可能になりますよ。
2.資金計画
「理想の生活のイメージ」が固まったら、今度は理想と平行して現実を見据える必要がでてきます。
現実とは・・、お金です。
残念ながら、物件選びは理想だけではできません。
その理想を現実に落とし込む作業が出てきます。
その現実を把握するために必要な物が「資金計画」です。
「資金計画」の中には、建物の金額、外構の費用や家電、家具の予算、ローンの諸経費や土地の金額など、家に関わる多くの項目があります。
使える総予算を把握するために大切なポイントは2つあります。
まず1つめは、今ある自己資金(貯金や使って問題ないお金)の確認と親族からの援助があるかどうかの確認です。
そうすることで、手持ちの自己資金が分かります。
2つめは、ローンを組んだ際に、無理の無い範囲の返済額はいくらなのかをはじき出すことです。
その金額を元に、住宅ローンのシュミレーションを行い、いくら借り入れできそうかを把握します。
※住宅保証機構の住宅ローンシミュレーションサイトはシンプルで使いやすいです。
住宅ローンシミュレーション:https://www.hownes.com/loan/sim/
こうして出てきた、「自己資金」と「借入れ額」を足した物が、あなたが家にかけられる総予算です。
「理想の予算」と「ここまでならかけられる予算」の二つを把握していると、余裕を持って物件探しをすることができます。
住宅ローンがどれくらい組めるかなどは、プロに相談すれば試算してくれますが、実際に月々いくらまで負担できるとか、ボーナス払いを併用するかなどは、それぞれのライフスタイルが異なるので、自分たちで決めなければなりません。
その他の考慮点としては、今より広い家になるケースがほとんどなので、光熱費は上がる傾向です。
また、住宅ローンを組む際には団体信用生命保険に加入するので、現在加入している保険で居住費を想定している場合は、保険を見直すことでローンに充てられる場合もあります。
まずはざっくりでも良いので、お金の現状把握をしておきましょう。
3.「不動産仲介会社」に相談する
ここまでの作業が完了したら、「不動産仲介会社」に相談に行きましょう。
「不動産仲介会社」とは、様々なハウスメーカーの物件を紹介している会社のことです。
「不動産仲介会社」ではなく、「ハウスメーカー」に相談に行くこともできます。
しかしハウスメーカーは自社の物件しか売れないため、当然自社の物件の良さのアピールしかできません。
多くのハウスメーカーの中から最も理想にあう物件を探すためには、不動産仲介会社へ相談に行く必要があるのです。
不動産仲介会社であれば、数多くの取扱い物件の中から、理想の物件を探してくれます。
家電でいえば、メーカーのショールームに行くのと、量販店さんに行くのとの違いですね。
CMで見たA社の冷蔵庫が気になって見に行ったのに、販売員に相談したら、比較対象の商品もしっかり説明してくれて、結果、B社の冷蔵庫を買った、なんてこと、ありますよね。
おすすめは地元密着の仲介会社
できれば、地域に根差した不動産仲介会社が良いです。
物件のことだけではなくて、地域のこともよく知っているので、家の前の道路が抜け道で、平日だと狭いのに交通量が多いなど、そういった情報も伝えてもらえるのは安心です。
また、ハウスメーカーも、地域に根差している規模のある不動産仲介会社を頼りにしていたりするので、いち早く物件情報が入ってくるといったメリットもあります。
こういった会社のアドバイザー相談などに行ってみることがおすすめです。