室内建具の選び方

室内建具を開閉の仕方で大きく分けると「方開きドア」と「引戸」になります。

間取りの都合でどちらかに限定されてしまう事もありますが、どちらにしようか迷ったときの選び方をご紹介したいと思います。

ではそれぞれのメリットとデメリットから見ていきましょう。

方開きドア

メリット

  • 密閉性や防音性が高い
  • 取っ手のデザインが豊富にある
  • 建具の中では価格が安価

デメリット

  • ドアを開ける時や開けたままの時のドアの移動するスペースが必要
  • ドアを中間では容易に止められない

引戸

メリット

  • 扉の移動スペースが不必要
  • 中間までの開閉が容易

デメリット

  • 密閉性と遮音性が低い
  • レールを滑る音がする(吊り下げ式はレールレス)
  • 扉枠が扉の2倍の幅が必要になるので開き戸よりも高価
  • 扉2枚分のスペースが必要(一本引戸の場合)

※引戸には扉1枚分の開口の「片引戸」や扉1枚分の開口で2枚の扉を付ける「引き違い戸」がよく使われますが「2枚片引戸」「3枚引き違い戸」「3枚片引戸」「4枚引き違い戸」等もあり、用途に応じて建具を外し開口を大きくしたいときにはべんりな建具も揃っています。

デメリットを解消する建具

上記のデメリットを解消する建具のデザインもあるのでご紹介します。

○片開きドア

  • 折り戸ドア:扉を2分割して折りたたんで開けるので通常の方開きドアの約1/3のスペースで開閉できます。上吊り式なので床に段差もなく車椅子の方にも楽に操作ができます。

○引戸

  • 連動引戸:枠を取付けるスペースは一緒でも扉の幅を小さくして、その扉を開けた時に重なるようにすることで開口が大きく出来る建具です。(収納の扉にも便利です)

○機能建具も必要な方には便利

機能建具と呼ばれる特殊なタイプも必要な方にはとても快適に暮らせる建具です。

  • ペットドア:片開きドアはストッパーを挟み込むと中間でドアを固定できますがペットの出入りの為に開けっ放しにしておくと冷暖房の効率が悪い事が気になる方には、ドアを閉めていてもペットが自由に出入りできる便利なドアです。
  • 音を配慮してくれるドア・引戸:一般的なリビングドアに比べて音漏れを約30~50%軽減してくれれます。寝室や子供部屋に最適です。

建具のデザインと機能の選び方

建具のデザイン選びには機能も合わせて選ぶ方法がおすすめです。

また無垢材の床材には無垢の建具、それ以外でしたらリビング建具という選択がお部屋の統一感がでると思いますが床材とのコーディネートではなく壁とのコーディネートをする方法もあり床材は木目でも白い壁に白いドアというコーディネートもあると思います。

では、お部屋別におすすめのデザインを、ご紹介します。

リビング:特に玄関から見えるリビング入口のドアはデザイン性の高いドアにすると素敵です。

明り取りも兼ねたタイプやステンドガラスをはめ込んだタイプ・格子タイプの落ち着いたタイプ・曲線をデザインしたタイプ等どこのメーカーも豊富にデザインを揃えています。

トイレ・洗面脱衣室:電気の消し忘れや利用時の確認にもなる中が見えない明かり窓は付けて置くと便利です。また洗面脱衣室には通気のできるタイプは扉を閉めていても換気ができるので便利です。(通気タイプは閉めっぱなしの納戸にも良いでしょう)

子供部屋:親御さんからしてみると廊下からお部屋の様子が見たい気持ちがありますが、お子様も成長すると嫌がる場合もあるので小さな明り取りだけでも付けるのはどうでしょうか、室内の電気が付いているかだけでも確認できます。

その他のお部屋:扉のデザインもカタログを見ているとデザインの素敵な物が欲しくなりますがフラットなデザインが一番安価で凝ったデザインほど高価になるので費用面での注意が必要です。たとえば来客も使う1階はデザイン性の高い物でも2階の家族だけが利用する扉はフラットな物にすると費用も抑えられるでしょう。

また間仕切り戸やアルミ製のフレームで全面彩光タイプの引戸などリビング建具には色々なバリエーションが豊富にあります。

そして建具の種類や扉の開ける方向は間取りと一緒に考える事なので、家具の配置や暮らし方をシュミレーションしながら決めていきましょう。

 

 

内装のおしゃれな壁仕上げのコツ

内装仕上げの壁は、お部屋中の1番大きい面積を閉めていて、壁仕上げの雰囲気でお部屋のイメージは大きく変化する演出度の大きい部分です。

建売住宅のどんな方が住むのかを限定しない内装の壁仕上げはホワイト系のビニールクロス貼がほとんどですが、ホワイト系は家具やカーテンの他の色や柄が入っても邪魔にならない色でホワイトの明るさでお部屋を広く見せる効果のある色だからです。

ですから迷ったらホワイト系にしておけば間違いはないという事でもありますが、

注文住宅や壁のリフォームで少し壁をデザインしてみるのも素敵ですよ。

そこで壁の仕上げ方法をご紹介します。

まず壁仕上げにはどんな方法があるのかを見てみましょう。

○塗り壁

漆喰壁:消石灰にのりや繊維質を混ぜたペーストを左官コテで塗ります。

漆喰は揮発性有機化合物の吸着・分解をしてくれ調湿高価と脱臭効果もあり菌が付きにくい性質を持っています。

本物の漆喰は白色のみで、表面はツルっとした仕上がりです。

費用面では高価になります。

珪藻土:珪藻という植物プランクトンの死に殻が沈殿して化石になった土のことで壁に塗るには硬化剤をつなぎとして混ぜます。

珪藻土は色々な種類が販売されていますが自然素材系の硬化剤を使用していないと珪藻土の穴を塞いでしまい性能が発揮できず燃えた場合は有毒ガスを発する恐れがあります。

調湿性に優れていて表面はザラザラした仕上がりです。

色は何色かありコテで凹凸のある模様をつける事もよくあります。

また漆喰・珪藻土共に施工性とカラーバリエーション・機能性を開発した商品も第三の塗り壁とされています。

○クロス貼

ビニールクロス:扱いやすく安価なのでクロスの主流となっています。

色・柄・凹凸のバリエーションが豊富で貼替も容易に出来ます。

水はね強い・汚れが落としやすい・調湿効果がある・ペットのひっかき傷に強い等の機能性クロスもあるので家全体の内装に対応できます。

壁だけでなく天井の仕上げにも使います。

表面はビニール素材なので拭き掃除が出来ます。

布クロス:天然繊維や化学繊維で織った壁紙。

質感が豊ですがビニールクロスよりは高価になります。

○木質系壁材

羽目板:無垢材やシート貼の建材を貼る(腰壁にもよく使われる)

化粧ベニヤ:突板やプリントシートをベニヤに貼り付けた物

シナベニヤ・OS合板:仕上げ用の建材とはされていませんがラフな雰囲気がお好みな場合やコスト削減にもなる。

○タイル・石・アクセントパネル

壁の一部分に使用してインテリアのアクセントにするとおしゃれな雰囲気になります。

おしゃれな壁をデザインする

○リビング

まずお部屋の雰囲気をどの様にしたいか、そしでベースとなる壁材をイメージした雰囲気に合う物を選んでいきます。

なかなかイメージが出来ない方はインテリア雑誌やインテリアショップで事例を見てご自分の好みを見つけてみましょう。色々と見ているうちに好みが分かってきます。

クロスのサンプルで柄を決めていきますがクロスメーカーのショールームで大きな壁に貼られた状態を見てみるのもイメージがよく分かります。

あまり家具を置かない場合で単色の家具でしたら柄物や腰壁にするのも素敵です。

またカーテンに柄物を掛けたい場合は柄の主張があまりない物の方がカーテンのデザインがアクセントとなります。

そしてクロス貼の壁の一面だけをタイルやアクセントパネル・羽目板等にしたりクロスでも一面だけに柄のある物や色調の強い物などのデザインのクロスにするのもおしゃれ感がUPします。

どこかの部分から決めていくとその他の内装をコーディネートしやすくなることもあります。

たとえば、お気に入りのソファーを見つけたら、そこからお部屋のイメージを考えてみる方法もあります。

○トイレ・洗面脱衣室

狭い空間には大きな家具を置かずカーテンも掛けない事が多いと思うので、リビング等とはあえて雰囲気を変える事も出来ます。

カラフルや色調や柄物で楽しむのもよいでしょう。

ただしカラーの濃い色調は空間が狭く感じさせてしまうので全面では圧迫感があるのでアクセントとして一面使用がよいでしょう。

また狭い空間なのでタイルやパネル仕上げを取り入れても費用面もさほど心配ではないでしょう。

○子供部屋

自然素材の漆喰・珪藻土等をお子様の部屋に塗りたい場合は腰壁と併用すると汚れの心配がなくなります。

クロス貼の場合は、お子様が小さい時は可愛らしい柄にしたくなりますが成長した頃お子様に壁紙を選ばせてリフォームする方法もよいと思います。

このようにお部屋の雰囲気を決めるのは壁材だけではなく面積の大きなところから天井・床・カーテン・家具とのコーディネートでも雰囲気は変わるのでトータルコーディネートで素敵な空間になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

床材の種類とお部屋別の選び方

内装の仕上げ材を決めていくのは楽しみでもあり、何を選んだらよいのか多くの種類を見るほど悩んでしまう方も多いと思います。

内装仕上げの中でも床材選びはインテリアとのコーディネート・用途に応じた選び方・見た目のデザイン・材質等を考慮して選びたい部分です。

そこで床材の種類と選び方をご紹介します。

床材選びのポイント

床材は常に身体が触れる所で特に質感にはこだわりたい所ですが、ご自分の生活スタイルとも照らし合わせて選びましょう。

メンテナンス・耐久性・質感・デザインにポイントをおいて選ぶとよいでしょう。

また共働きやお掃除が苦手な方はお掃除のしやすさも選ぶポイントにしましょう。

ではお部屋別におすすめの床材をご紹介します。

<リビング・廊下・居室におすすめの床材>

○無垢フローリング

身体が触れる事を考えると無垢フローリングは木の温もり・肌触りが柔らかく木目の色合いも魅力的です。

ただし傷が付きやすく床暖房には向いていません。

表面にウレタン・オイルフィニッシュ・ワックス・ロウなどを塗装したり浸み込ませる仕上げ方がありますが、厚い塗装にせず木が湿度に応じて水分をはき出したり吸い込んだりできるようなオイルフィニッシュの方法ですと、床材が室内環境も整えてくれます。

樹種としてはヒノキ・パイン・杉・クリ・メイプル・オーク・チーク・ウォルナット等がよく使われています。

お掃除面とメンテナンス性では無垢のまま使用する場合は水や汚れはすぐ拭き取る事が大事っです。

またワックスやロウの塗り直しも必要です。

また日光が長時間当たる部分の日焼けや経年数により色合いが変化する樹種もあります。

価格面では樹種により違いますが中級価格~高級価格の位置づけになります。

○複合フローリング

合板を基材として表面に木をスライスした突板を貼ったり、オレフィンや紙のシートに木目や石目等をプリントした特殊シートを貼ったものでワックスフリー・遮音性・滑り防止・耐水性・耐久性等の機能に優れたフローリングもあり無垢材には無い特徴を持ったものが沢山あります。

また複合フローリングにはペットや高齢者が滑らず歩きやすいフローリングやクッション性のあるコルクを表面に貼ったフローリング等もあり機能性で選ぶ方法もあります。

色・柄・溝のデザインも豊富にあり価格も安価な物から高価ものまで幅が広いのでよく使われています。

床暖房対応やホットカーペットの使用が出来るフローリングもあるので、そのような計画がある場合は複合フローリングがおすすめです。

お掃除面でもワックスフリーのフローリングは楽ですね。

<水回りにおすすめの床材>

○クッションフロアー

クッションフロアーはクッション性のある塩化ビニール系のシートなので水濡れの心配がいらず、劣化しても容易に張り替える事が出来ます。

価格面では安価な部類になります。

お掃除面でも汚れが落ちやすく洗剤を使ってお掃除が出来ます。

色や柄も豊富にありピンク一色の洗面脱衣室にする事もできます。

○複合フローリング

耐水性機能付きのフローリングであれば安心ですが、できるだけマットを敷き濡れたマットを長時間放置しないようにしましょう。

今回は一般的に多く使われている床材をご紹介しましたが、室内土間やキッチン・トイレにタイル貼りをする方法もあります。

内装仕上げはインテリアとのコーディネートでその空間の雰囲気を決めるものでもあるので、置きたい家具や照明器具・カーテン等との相性や壁紙とのコーディネートも考慮して下さい。

それぞれが素敵な物でもコーディネートが出来ていないと、この内装に手持ちの家具が似合わないという事にもなりかねません。

ですから単独で決めていくのではなく、お部屋をどんなイメージにしたいかを決めてから床材も決めていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

断熱材の仕組み

家造りに断熱は欠かせない工事のひとつです。

家の老朽化と腐食の原因は水の侵入や結露・湿気にあり断熱をする事で、これらの事から家を守り室内を快適な環境してくれます。

そして断熱を高めると気密性も上がるので外部からの温度の影響を受けにくくなり冷暖房の効率が上がり省エネにもつながるという事です。

その断熱方法には種類があるので選択する必要があります。

また家が仕上がってしまうと断熱材が、どの様に施工されているかを見るには天井裏・床下を覗いて見られる程度でしょう、建売住宅の場合は仕様書で確認して販売者からの説明を聞いてこの家の断熱性能を知る事になります。

そこで断熱と気密について、ご紹介します。

断熱と気密がなぜ必要か

  • 家屋内の温度差が少なくなり省エネルギーになる
  • 結露やカビが生じにくくなる
  • ダニの繁殖密度が低くなる
  • 家内外の騒音防止対策にもなる

次世代省エネルギー基準

断熱基準の低い家造りをしていた日本が1993年に先進国のレベルに見習い全国を6つの区域に分けてそれぞれに望ましい建物全体の断熱性能の基準を建設省(現国土交通省)が定めました。

それが次世代省エネルギー基準です。

住宅に係る利用エネルギーの合理化に関する基準で、主な工事内容としては断熱・気密・換気性能の内容になります。

新築される住宅については2020年までに、この基準を段階的に適合義務化する計画になっています。

断熱の方法

断熱の方法としては「充填断熱」と「外断熱」の2つがあります。

<充填断熱>

充填断熱の壁は内側に防湿層を設け柱と柱の間の壁内に断熱材を入れ気密する方法で主にグラスウールやロックウールが使われています。

(充填材には木質繊維や自然素材を使った断熱材や発泡剤の施工方法もあります)

メリット

  • 外断熱と比較すると厚い断熱材を入れる事が出来る
  • 施工が比較的容易
  • 外断熱に比べると費用が安価

デメリット

  • 気密性の確保は施工者の技術による
  • 床下・小屋裏・土台・柱は外部の温度の影響を受ける

<外断熱>

外断熱は建物全体を発砲プラスチックを板状にした断熱材を貼ります。

建物全体を外側から包む状態なので床下・小屋裏・壁内もすべて室内と同じ環境なります。

メリット

  • 建物全てが室内と同じ環境になり温度差がない
  • 気密性と断熱性が両立している
  • 構造躯体が断熱材で覆われるので外部からの影響を受けにくく構造躯体が長持ちする

デメリット

  • 施工に手間がかかる
  • 厚い断熱材を取付ける事はできないので性能に限界がある
  • 費用が高価

大まかに説明をしましたが断熱のポイントの理想は下記ような事です

  • 建物全てが室内と温度差が無い
  • 風・雨・湿気に強い
  • 外部の温度の影響を受けない
  • 断熱が室内の気密性にもなっている

この理想から木造住宅の断熱の理想に近いのは外断熱になりますが現在では内断熱の比率が上回っています。

サッシも断熱仕様に

高断熱・高気密化をしたい家では建物全体の気密と断熱をより高める必要があります。

ですから外部の温度の影響を受けやすいサッシも断熱・気密仕様を設置する事でさらに性能は高まります。

この断熱は省エネにつながる事も魅力ですから、建材の開発は進んでおり高断熱・高気密性能を取り入れた建売や注文住宅も増えています。

高断熱・高気密の住宅で気を付ける事

しかし高断熱・高気密の弱点である結露には生活の仕方に注意をしましょう。

湿度の高い日本では結露対策をすることが大切となります。
24時間換気で湿気や有害物質を含んだ空気を排出する換気計画と室内に水蒸気の発生する原因になる洗濯物を室内に干す・開放型のストーブは使用しない方がよいでしょう。

断熱と省エネルギー対策等級

断熱性能の高さは専門家の計算により省エネルギー対策等級の判定ができます。

この等級が高い住宅には補助金や助成金制度が近年増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓の選び方のポイント

窓は建物の外装とも考えられるのと、利便性や彩光・環境・費用面等を一か所づつ検討をして慎重に選びましょう。

「こんなに大きな窓は必要なかった」「隣家からの視線が気になり窓を開けられない」「台風時に風が強くあたるので雨戸を付けておけばよかった」など暮らしてみてから窓の事をもっと慎重に考えておけばよかったと思われる方が多くいます。

そこでどのような事に注意して窓を選べばよいのかを、ご紹介します。

窓の役割と有効彩光面積

窓には太陽光を取り入れる彩光・家の中に風を入れる通風が最も大きな役割です。

彩光の量は建築基準法で居室に一定以上の彩光量を確保しなければいけない法規があり、床面積の1/7以上の有効彩光面積を確保する事が義務付けられています。

(屋根面に取り付けるトップライトは通常の窓よりも彩光が3倍ある等特例の窓もある)

この有効彩光面積以下にならない範囲で窓の数や大きさは設計できます。

通風を良くしたい場合は対角線に窓を配置すると居室内、あるいは居室から廊下さらに居室と通風計画をすれば家内の広い範囲で風が抜けるので臭いや湿気対策にもなります。

窓のフレームの素材を選ぶ

窓にはいくつかのフレーム素材のがあり一般的には耐久性・耐水性に優れたアルミサッシを使いますがフレームの違いで木製サッシのザインが魅力的サッシや断熱性能に優れた樹脂サッシ等もあります。

またアルミサッシよりも高価になりますが、屋外側はアルミ・屋内側は樹脂フレームの複合サッシもありアルミのフレームのみのサッシよりも断熱性能・室内側の樹脂フレームの色と質感や結露の面で優れているので現在人気があります。

窓のデザイン

費用面から見てみると引き違い窓が安価ですが隣家からの視線や防犯性またはデザイン性も考慮してみましょう。

窓は1ケ所づつ環境が違うので、それぞれの位置と大きさ・デザインを決めていきましょう、引き違い窓は以前から主流になっているタイプで、誰もが使い慣れている窓ですが日本独特の建具スタイルで、現在では上げ下げ窓・滑り出し窓・ルーバー窓・等、開閉の形状が違うデザインのサッシの種類が何種類かあり、洋風な外装や洋間が増えた日本の住宅のお部屋のインテリアデザイン造りにも人気があります。

引き違い窓とその他の窓の大きな違いは、壁を開口する面積に対して彩光はどんな形状の窓でも同じですが、引き違い窓は開口面積の半分しか開口されない事と断熱性が他のデザインより少し劣ります。

ですから、開口面積で選ぶと小さな窓しか付けられない壁でも、引き違い窓以外のデザインにすれば開口面積は大きく取れるという事です。

ただし網戸の状態にしたい窓に回転窓は付けられませんし、外側へ窓を倒すタイプの窓は室内側へ網戸が来るので、その状態に抵抗がある方もいますし網戸を使用しない時はロール状に網戸が巻き込むタイプなど網戸の形状が引き違い窓よりも複雑な取り扱いになります。

上げ下げ窓は、一か所でも上下を開口する事により室内の空気を循環してくれるとか縦滑り出しの窓は、外へ出た窓が風をキャッチするので多くの空気を取り入れるというデザインによる通風の違いや、ルーバー窓は開口角度の調整で隣家が隣接していても視線は気にならない等その窓ごとに環境に合う窓を選ぶと良いでしょう。

窓ガラス

現在の窓ガラスはペアガラスといって2枚のガラスを入れるのが主流になっています。

遮音性・断熱性を比較するとやはりペアガラスをおすすめします。

さらに2枚のガラスの間に断熱性能を高めるガス入り製品やガラス表面に太陽光を遮熱する加工をしたガラスを使用する方法もあります。

他にも防犯性を強化するガラス等もあるので地域の環境で心配であれば取り入れるとよいでしょう。

雨戸・目隠し

雨戸は遮光・防犯・雨風や物が飛んできた時にガラスを守る役割をするものです。

現在では引き違い窓にシャッター式の形状を取付けるのが主流となっていて、防犯性から1階には全て付け、2階は掃き出し窓と台風時に風の影響を受けやすい面に取り付ける等と必要な場所にだけ取り付ける事もできます。

またこの面の壁にどうしても窓を付けたいけれど屋外からの視線が気になる場合に対処法はいくつかありますが使いやすい場所にどうしても窓を付けたい場合の浴室や洗面脱衣室・トイレ等には目隠し材を付ける方法があります。

窓のデザイン選びは、方角・大きさ・位置・形状・ウインドウトリートメント(カーテンやブラインド等)防犯性・屋外からの視線・使いやすさの視点から考えると思い通りの家具の配置や暮らしができるでしょう。

いかがでしたか、窓選びも慎重に考えると、こんなに沢山の事をシュミレーションしながら選ばなければならないのかと思われるかもしれませんが、家造りは何もない所から全てを設計して行く事ですから、この家でどんな風に暮らし行動するのかを沢山シュミレーションしておく事が、暮らしやすい家造りにつながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外壁の種類と選び方とデザイン

外壁は、家を守り 家を魅せる役割の部分です。

雨風・太陽光から家を守りながらも、どんな風に家を魅せるかとメンテナンス性を考慮して選ぶ事をおすすめします。

そこで外壁の種類とデザインをご紹介しますので外壁選びの参考として下さい。

外壁の主な仕上げ方法

外壁の仕上げ方法は2つの方式に分けられます。

1、湿式工法

メタルラス(金属のメッシュ状の金網)を壁に貼り、その上にモルタルを塗った上に仕上げをする。

  • 吹付塗装
  • 塗り壁(漆喰やリシン・珪藻土・自然素材等)
  • タイル

2、乾式工法

壁下地に金物を取付引掛けたり、釘打ちで外壁材を取付ける仕上げ方法。

  • 窯業系サイディング
  • ALC
  • 金属製サイディング
  • タイル

一般的に外壁全面を仕上げる方法をピックアップしてみました。

この他にもコンクリートや木材での仕上げ方法もあります。

では上記のそれぞれの特徴とメリット・デメリットを見てみましょう

<吹付塗装>

○特徴

吹付塗装はセメントを主原料としたモルタルを下地に塗り、仕上げに塗料を吹き付けます。

○メリット

費用が安く色のバリエーションが豊富

○デメリット

10年程度で再塗装が必要になる

重量はやや重い

<塗り壁>

○特徴

漆喰や珪藻土系の材料をコテで塗り仕上げる。

○メリット

落ち着いた仕上がりになる

またコテ使いで模様や凹凸を表現できる

○デメリット

細かいひび割れが入りやすくメンテナンスにやや手間がかかる

重量がやや重い

職人の技術に左右される

<窯業系サイディング>

○特徴

現在、外装材として最も普及しているタイプで柄や色が豊富でタイル調や木目調等のデザインも楽しめる。

グレードは素材の厚みと表面の加工・デザイン・目地レス等で違いを付けていて価格の幅が広い。

○メリット

色とデザインが豊富にあり違タイプの外壁を貼分けるデザインやコーナーにアクセントを付けたり帯を付けるなどのデザインを楽しめる。

表面に親水性や光触媒の加工が施してあるものは長期間キレイを保てる。

(ただし機能性UPと共に価格は高くなります)

○デメリット

コーキングレス以外のサイディングには目地のつなぎ目とサッシ周りにはコーキングをうちますが、このコーキングが外壁材の退色や汚れよりも早く劣化してきて痩せたりひびが入ってくることがあります。

外壁材のグレードにもよりますが10年程度での再塗装が必要になります

<ALC>

○ALCは珪石・セメント・生石灰・石膏・アルミニウムを主成分としていて気泡を含んだパネルなので軽量気泡コンクリートパネルとも呼ばれています。

気泡を含んでいるので断熱性に優れているのが特徴です。

○メリット

耐久性・断熱性に優れていて軽量なので高層ビルにも使われている。

○デメリット

軽石のような材質なので塗装の剥がれ・ひび割れ・コーキングの劣化部分からの水の侵入で素材が劣化しやすいので、それらのメンテナンスには注意が必要となる。

<金属サイディング>

○特徴

金属サイディングはガルバリウム鋼材やアルミ合板塗装板の裏側に補強と断熱の役割をする発泡系樹脂材を裏打ちして成形した外壁材です。

○メリット

非常に軽量で施工性が良い

重ね合わせる部分に釘打ちをするので釘が目立たず面の間にコーキングを打たなくても良い

○デメリット

柄に凹凸があまりないのでタイル調や石目調といってもあまり高級感が感じられないのでシンプルなストライプ系の柄に人気が集中しています

<タイル>

○特徴

工法には湿式と乾式がありますが現在では専用の金具やボンドで貼る工法が一般的です。

○メリット

タイルは粘土や石を細かく砕いた物を焼き固めたものなので耐候性や耐久性にすぐれています

見た目がサイディングの模倣品と違う美しさと重厚感があります

メンテナンスがフリーです

○デメリット

費用が高価

湿式の場合は地震での剥離の心配がある

下地の劣化が分かりにく。

現在、主流な外壁材を取り上げてみました。

外壁材はデザインだけでなく材質・厚み・表面の加工にグレードがあり断熱性能やメンテナンスのコストも様々です。

多色使いやサイディングと木材などの異素材のコーディネートも可能なので、まずはそれぞれのカタログの施工例をみたり、屋外へ出かけて、よそのお宅を眺めてみるとご自分の好みが分かってくるでしょう。

またショールームを利用して実物を体感したりアドバイスを頂くのもおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根材選びとデザインのポイント

家の屋根は外観全体のデザインの大きな要素となります。

周囲との調和を考え、外壁とのコーディネートも考えながら、ご自分のイメージ通りに仕上げたいですね。

また屋根材により構造やコスト面での費用やメンテナンス費用にも違いがあります。

そこで屋根材選びとデザインのポイントをご紹介します。

屋根の材質とデザイン

屋根材は外観デザインの大きな要素であり、デザインのみの視点からではなく屋根は太陽光と雨にさらされる場所なので耐久性やメンテナンス性も考慮して選びましょう。

屋根は複雑な形状にするほど費用は高くなり特に谷部分が多いと雨漏り等のリスクも増えると思ってください。

また屋根材の重さは構造体にも関係してきます。

ですから面積が小さく施工できコスト面や雨漏りの事を優先させると切妻や片流れの屋根形状にはメリットがあります。

この画像で屋根の形状5種を見比べてみて下さい

 

屋根材の種類と特徴

外装材選びには、それぞれの好みとメンテナンス費用も含めた視点からの選択方法になります。

さらにそれぞれの特徴をご説明します。

<屋根材>

一般的な窯業系の瓦は粘土を成型して焼いたものでデザインには和風・洋風な瓦があり、耐久性と断熱性に優れておりメンテナンスもほぼフリーです。

釉薬を施した瓦はさまざまな色があり和風・洋風のどちらにも使用できるでしょう。

釉薬無のいぶし瓦や無釉瓦は釉薬をかけず焼成過程でいぶし表面に銀色の炭素膜を付けたもので和風なイメージによく合います。

デメリットは瓦のように重い屋根には日常的に重い屋根を支える事と地震に耐えるしっかりとした構造体が必要になる事です。

他にもセメント系の瓦もあり樹脂塗料でされており施工性に優れているのが特徴です。

また最近では耐震性を考慮したずれにくい瓦や軽量化された瓦も造られるようになっています。

  • スレート版

一般的なスレート板はセメントに繊維材を混ぜて成型したものでカラーベストやコロニアルとも呼ばれています。

スレート瓦は軽量なのと費用が安いのがメリットです。

デザインや表面の仕上げはグレードにより耐久性が違い、またデザインや色が豊富にあるのも特徴でスッキリとした屋根に仕上がります。

デメリットはグレードによる仕上げ塗装により色落ちの心配があります。

  • 金属板

一般的にはメッキを施した鋼板でガルバリウムやアルミニウム・亜鉛合金を素材にした板で表面に樹脂系の塗膜や遮熱性の塗装で仕上げられたものもあります。

金蔵板は最も軽い屋根材で複雑な屋根形状や、ゆるい勾配にも対応できます。

デメリットは熱伝導率が高いので断熱性や遮音性能付きのものがおすすめです。

金属板そのものの耐久性は高いのですが表面の塗装はメンテナンスが必要です。

その他で注意する事(太陽光パネル・雪止め)

太陽光パネルを設置したいと思われている方は屋根材と共に計画を進めて下さい。

パネルを設置する事が前提での屋根形状・屋根材選びを検討する必要があるからです。

現在ではパネルと一体型になっている屋根材もあるので、そちらも検討してみましょう。

そして是非設置しておきたいのが雪止めです。

隣家側やカーポート等の雪がまとまって落下すると危険な場所には必ず設置しましょう。

現在の屋根の素材には断熱性・遮熱性・遮音性・耐震性など機能面を充実させた屋根材が開発されており形状や色を何色か使った物など種類が豊富になっています。

カタログだけでは質感や色合は、はっきりとわからないのでショールームを設置しているメーカー品でしたら実際に大きなサンプルで見てみる事をおすすめします。

ショールームではその商品の特徴を詳しく説明してくれますし、ご希望の外観のイメージを伝えると、おすすめの商品や外壁・雨トヨとのコーディネートをしてくれるメーカーもあります。

是非ご自分達でも情報収集をして納得のいく外観を完成させて下さい。

 

 

 

 

コストを抑えながらのプランニングのポイント

家造りにはコストを抑えながらプランニングする方法があります。

もちろん、それぞれにこだわりたい部分があり全てにおいてコストダウンをする事ばかりでは家造りへの夢が無くなってしまいますが、コストを抑えられるポイントを知りながらプランニングする事で、こだわりの部分への予算が増えたり他の部分へ予算をまわす事も出来ると思います。

シンプルな外観プランニング

コストダウンになるプランニングは外観に凹凸を減らして四角形の総2階建てに近づける事です。

同じ面積でも凹凸のあるプランでは柱・壁(外壁・内装)窓・屋根・トヨの量が増えます。

外壁では凹凸の建物のくぼんだ部分で日当たりが悪く風が通らない場合が多く汚れやカビが発生しやすくなりますし、再塗装が必要な外壁では面積が大きくなる分メンテナンス費用も高くなります。

同じ面積でも四角形の場合に比べて凹凸のある建物では壁量だけでも40%増になる事もあるのです。

また構造的にも総2階に近い形では1階と2階の柱の位置を揃えやすく太い梁を入れて構造を強化する事も必要ないので構造面での費用もコストダウンになります。

室内空間もシンプルにプランニング

室内の空間もできるだけ間仕切り壁や廊下・ドアを減ららしてシンプルにプランニングする事でコストダウンになります。

完全な個室にこだわらず大きな空間を簡易的な収納を備えた壁や家具・可動式扉や床に段差を付ける等の工夫でも区切りを感じられる空間にできます。

特に狭い床面積でも広々とした空間造りにする事ができます。

このプランは家族皆で共有するLDKを配置する1階の間取りには取り入れやすい方法です。

部屋名にこだわらないプランニング

間取りを考える時には部屋名で・来客が泊まるための和室・子供それぞれの個室・家で仕事をするための書斎等と個室を並べていきがちですが全体の面積が大きくなりすぎてしまう場合は個室の書斎でなくても本棚とカウンターやデスクをダイニングの脇やリビングのコーナを利用する方法もあり、家具等で間仕切りをすればデスク上の散らかり具合も隠せます。

また来客宿泊用にもなる和室は普段は多目的室として考え、寒い時期はこたつを設置したり、片付けやすいデスクを置いて書斎や勉強をしたり、子供の遊び場・アイロン掛けや洗濯物をたたむ家事室とする等お部屋を無駄にすることなく部屋名にこだわりなく使う発想をしてみましょう。

万能ではないロフト

部屋数をこれ以上は増やせない場合ロフトを造る計画をすることがありますが、そこで勉強をする、寝床とする等の利用や常時生活をする場所とするのは、不便を感じます。

簡易的な、はしごでの昇り降りの不便さや夏場をそこで過ごすには専用のエアコンが欲しいほど温度が上がります。

また収納場所とするにも重たい物をロフトまで上げるのは危険です。

これらの事を知り用途がはっきりしているならロフトを造る価値はありますが、使う用途がはっきりしないのならばコストダウンの対象としてもよいと思います。

収納場所でのコストダウンのポイント

モデルハウスや家事が楽になる収納造りのプランにウォークインクローゼットやシューズクローク・パントリーと名称を付けて間仕切り壁で区切ったり個室にしてしまう間取りがありますが、人が動くスペースを必要とする設計では、それなりの空間が必要となります。

これらの収納を寝室や玄関・キッチンの壁を利用して収納すると先程のプランに比べると床面積を減らす事はできます。

たとえばキッチンの収納や洗面脱衣室の収納には設備機器のプランを見てみる事もおすすめします。

キッチン内の吊り戸棚は高い位置にあり出し入れがしにくいと思われがちですが、取り出ししやすい位置まで棚を下げられるプラン等があったり引き出し式のキッチンは収納量も多いので少人数の家庭ではシステムキッチンの収納量だけで、たりてしまう場合もあるのです。

もちろん収納場所の確保は重要な事ですが不必要にスペースを造っても家全体が大きくなってしまうので収納したい物や場所をはっきりとさせ、床面積を増やさず暮らしやすく片付けやすい方法を考えてみましょう。

こららのコストダウンにもなる間取りのプランニングは同じ大きさの家でも無駄な部分を省きながら広さを感じられる空間を造る間取りにもなります。

 

 

 

 

 

 

家の構造の種類と選択方法

家の間取りや大きさが分かってきたら、その家にふさわしい構造工法を決めていきます。

どの構造にするかの選択方法としては地域の気候や風土に合っているか等さまざまな条件を考慮して決めましょう。

構造は家を支える大切なところでもあり家の基本的な性能の快適性・安全性・耐久性を決める重要な決断です。

それでは、それぞれの構造工法の特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

住宅の構造

住宅の構造は大きく分けて3つあります。

  1. 木造(在来軸組工法・ツーバイフォー工法)
  2. 鉄骨造
  3. 鉄筋コンクリート造

この中で一番身近な構造は高温多湿な日本の気候や風土に合った木造になるでしょう。

3つの構造の特徴・メリット・デメリット

木造(在来軸組工法)

<特徴>

一般的な2階建て住宅に選ばれている構造工法です。
加工性に優れている木材を構造に使う汎用性のある伝統的な工法で、土台・柱・梁で骨組みを造り、筋かいや耐力壁をバランスよく配置する構造です。

<メリット>

  • 木材は加工がしやすいので複雑な形状の敷地に合わせた建築も可能
  • 設計の自由度が高く増改築もしやすい
  • 木材の比重が軽いので扱いやすい
  • 熱伝導率が小さく寒暖の影響を受けにくい
  • 木材の温もりや木目の見た目や匂いがよい

<デメリット>

  • 白蟻などの被害を受けやすい
  • 施工精度が職人の能力による

木造(ツーバイフォー工法)

<特徴>

断面寸法が2×4インチや2×6インチの木材を主にして枠を造りその枠に構造用合板を釘打ちしてパネル化する工法です。

<メリット>

  • 在来軸組工法に比べて工期が短い
  • 施工がしやすく高い技術がなくても耐震性が確保できる

<デメリット>

  • 耐力壁のバランスや量の考慮が必要なので増改築がしにくい
  • 湿度に弱くカビ等で腐りやすい

鉄骨造

鋼材で柱や梁の構造部分を組み立てるので丈夫で長持ちします。

鉄骨系プレハブは大量生産が可能です。

鋼材の厚みや形により重量鉄骨造・軽量鉄骨造に分けられ木造構造に比べると費用はやや高くなります。

<メリット>

  • 柱や壁のない大空間もできる
  • 耐震・耐火性が高く耐久性に優れている
  • 筋かいを必要としない
  • 中高層住宅に適している
  • プレハブ工法の場合はあらかじめ工場組立てる部分があるので工期が短い

<デメリット>

  • 大型機材を使用するので狭い敷地や敷地に設置する道路が狭いと不向き
  • 高温多湿の風土では錆がつきやすい
  • 重量鉄骨の場合は地盤・基礎工事に費用がかかる事もある

鉄筋コンクリート

<特徴>

強固な構造で耐久性に優れていてコンクリートを流し込む型枠しだいで自由な設計ができます

<メリット>

  • 耐震・耐強風雨・耐火性が高い
  • 遮音性に優れている
  • 設計の自由度が高く何層にも建てられ曲線も表現できる

<デメリット>

  • 建物が重いので堅牢な地盤が必要
  • ひび割れが発生しやすい(ひび割れから雨水が入り込むと鉄筋が腐る)
  • 水・湿気に弱い
  • 遮音性が高いので室内での反響が気になる
  • コンクリートを乾燥させるため工期が長くなる

このように、それぞれのメリット・デメリットを見て、ご自分の家造りにふさわしい構造工法を考えてみましょう。

なお、この3つの構造材のそれぞれの良い所を取り入れた混構造とする建て方もあります。

構造工法選びで注意する事は敷地の地盤・環境・間取りの希望から判断します。

また他の視点からの検討も必要で、特に費用面はよく検討しましょう。

同じ建坪でも建物の価格はもちろん地盤工事や基礎工事の費用も違ってくるので注意しましょう。

コスト面と増改築のしやすさですと①木造②鉄骨造③鉄筋工クリート造の順番になり、耐久性ですと①鉄筋コンクリート②鉄骨造③木造となります。

また業者により木造構造しか行っていない工務店や建設会社・ハウスメーカーもあるので、構造工法により依頼業者の検討も行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

家造りで知っておきたい住まいの広さ

間取りのプランニングを始めると、どんなお部屋でも広くしたい憧れがでてきて予想以上の大きな家になってしまう事はよくあります。

しかし限られた土地のスペースと費用の問題を考えると、考え直さなければいけない事に気づきますね。

住まいの広さを知っていると現在の家の広さとの比較ができたり、家の大きさが分かってきます。

またお部屋の広さを表す単位と目安を知っているとお部屋の広さを想像する事が出来ます。

住まいでよく使われる広さの単位

住まいの単位を知っていると広告等の間取りや設計士の説明で使われる長さや面積が分かります。
また平面図を見て、お部屋の広さを想像できるようになります。

まず現在のお部屋を見てみましょう。

窓や扉・壁・天井の長さを測ってみましょう「今度の家は今より天井を高くしたいので70mmmプラスで2,500mmで設計してもらおう」等高さや広さの検討が付きます。

また床面積にという単位が使われますが、その単位は一般的に規格化(中京間)された和室の畳1枚の1,820mm×910mmの2枚分の広さを言います。

面積でいうと3.3124㎡になります。

そして1,820mmは1間(いっけん)と言われる単位になり、この単位は窓や引き違い戸(2枚の引き戸)に使われる事が多くあります。

この畳の大きさが把握出来ていると洋間のお部屋の大きさも「畳何枚分か」という感じで広さの目安が付きやすいです。

洋室でも何畳に置き換えて広さを想像する事ができますね。

また6畳間にどれだけ物が置けるかという目安としては敷布団が3枚で廻りにスペースが取れる広さです。

さらに、この長さや面積の感覚はベッド・ダイニングテーブル・ソファー・キッチン等の大きなインテリアの配置やサイズ選択の時にも役立ちます。

家の色々な場所や家具を計測してみましょう

間取りを表す平面図には、それぞれのスペースの長さや柱や窓の位置を真上から見た状態になっていて長さの単位はmmで記載されているので1,820mmは通常の感覚で表すと1m82cmになります。

現在の家の色々な場所や家具・窓の大きさやテーブルや洗面化粧台・キッチンの高さ等も計測してみてmmの単位の表し方に慣れておくと建築図面が理解しやすくなります。

暮らしやすい設計を考える

敷地と予算に余裕があればトイレでも洗面脱衣室でも広く造ると収納スペースも確保できストック用品までも楽に収納できて便利ですが、そうもいかないのが実情です。

ですから無駄に広くせず、ただし動作のできるスペースはしっかり確保する設計にしていくのが暮らしやすい間取りになるでしょう。

お部屋の広さを考えてみよう

お部屋の広さの感覚が分かってきたら希望お部屋の広さを考えてみましょう。

まず家族の希望を整理して優先順位を決めてみましょう。

お部屋の大きさは決めるには、その部屋でどのように暮らすのかをシュミレーションしてみます。

そしてその部屋に置きたい家具の大きさや配置関係を考えてみます。

LDKでは特にTVとソファーの配置やキッチンとダイニングテーブルの配置は大きな家具や設備なので、それらの配置と間取りは一緒に考えていきます。
設置したい壁やドア・窓の位置で設置場所がほぼ決まってくるので、間取りを考えながら、これらの大きさと配置をシュミレーションしていくと暮らしやすい動線も確保できます。

また窓の設計ですがリビングでいうと「明るく大きな窓が沢山欲しい」「大容量の収納が欲しい」の2つの希望が出ていたとしても、大容量の使いやすい収納場所の確保には壁がなければ叶いません。

このようになにかを優先させると、もう一つは思うようにいかない事もありますが、方法は色々とあります。

窓には電動や高所でも開閉できる物やサイズも規格以外にオーダーすることもできるので同じ壁に高所に明かり取りの窓を付け出し入れしやすい位置に収納を付けるとか天窓を付ける等、設計士でしたら色々なアイデアを提案してくれます。

設計は最終的には専門家にお願いするのですが、施主のイメージしている暮らし方や好みや置きたい家具の大きさ・配置等の情報から、お部屋の広さやレイアウトを設計していくので、広さや長さの感覚が分かると、それぞれのお部屋の広さを決める事で家全体の大きさも分かってくるので敷地での配置等全体のプランニングが具体化してきます。