リビングの配置と室内仕様

注文住宅


リビングは家族が集まって過ごしたり来客を招くお部屋ですから、その家の特別な、お部屋ですね。
そんなリビングは日当たりがよく、できるだけ広くしたいという希望をお持ちの方が多いと思います。
そこで、どんなことに注意しながらリビングの配置と室内仕様を決めていけばよいのかを、ご紹介します。

リビングの配置

お部屋の配置をするときには、まず敷地に面する道路や敷地の条件に合わせて玄関の位置そしてリビングの配置を考えることが多いと思います。
そして日当たりのよい南向きにLDKやDKつながりで南側に横並びに配置できると明るく暖かい場所の多いお部屋になります。
また、お部屋の配置とともに窓の位置・大きさ・高さも考えてみましょう。
窓のプランニングは置きたい家具のサイズと置き場所・コンセントの位置も一緒に決めていきます。
それぞれのサイズや配置を決めておけば、せっかくの窓からの明かりを遮ってしまうことがありません。
また南側の隣家が近いと日差しが入らず、お互いに室内を覗かれそう、話声が聞こえるなどという場合には無理に南側にはしない方が暮らしやすいでしょう。
他の方角でも見晴らしの良いところにリビングを配置する方法を考えましょう。
窓の数を増やす・天窓や吹き抜け等を取り入れるプランやで明るさを増すことは出来ます。

リビングの収納

リビングは家族が集まるお部屋なので物も集まりやすいお部屋です。
そして比較的小さな物が多いと思います。
それらを分かりやすく出し入れできる収納を考えましょう。
それには壁の一面を天井までの造り付収納にする方法があります。
奥行をあまり深くせず天井までの壁面収納ユニットですと、お部屋を狭くすることもなく出し入れもしやすく見た目がスッキリとしたリビングには最適のインテリア性もよい収納場所となります。
ユニット式ですから、そこに収納したいテレビ・オーディオ・書籍・飾り棚・引き出し等から必要な収納ユニットを組み合わせられます。
狭いリビングほど小さな置き家具をいくつかおくよりも、この壁面収納でお部屋をスッキリとさせると良いと思います。

リビングの天井はどうする?

リビングに広さを求める場合には天井高を高くする方法があります。
また梁をみせた、あらわし工法でさらに天井を高くしたり、開放感を持たせる造り方もあります。
しかし演出効果と気分が良いなどのメリットはありますが、お部屋の面積が増えることでの内装費用が増える・冷暖房の効率が悪くなるなどのデメリットも発生します。

リビングの床材

ソファーや椅子での生活が主流になったリビングではフローリングを貼るのが一般的になってきましたが、フローリングにも材質や柄などが色々とあり、何を選べばよいのかと思われる方もいらっしゃると思います。
まず複合フローリングにするか無垢材にするかを考えてみて下さい。
複合フローリングは基板になる合板に表面の材料を貼ったもので、その表面素材には種類が色々とあります。
木目や大理石柄をプリントしたシート・本物の薄い木を貼ったもの・木に樹脂を注入した素材を貼ったもの等があります。
また触った感覚や見た目の感じの違いとしてツヤがありツルツルしたものや艶消しのザラザラしたものなど光沢感や足ざわりの感触にも色々と種類があります。
無垢材に比べると硬く・冷たいのがデメリットです。
このように複合フローリングの表面にはキズに強い・滑りにくい・水に強い・ワックスフリーなどの性能面でのメリットが生活に必要なご家庭には適しています。
たとえば室内でペットを飼っている場合には、このような機能性複合フローリングがペットが歩きやすく、お手入れがラクになります。
無垢材は柔らかく保温性・断熱性に優れていて肌触りがよいのが特徴です。
キズが付きやすい・ワックスなどのメンテナンスが大変というデメリットがあります。
どちらにもメリット・デメリットがありますがインテリアとコーディネートしたいなどリビング全体の内装や家具とのイメージとも合わせてみて下さい。

リビングの配置には、さらに明るさを求めて2階にリビングを配置する方法もあります。
確かに1階とは違い照明を付ける時間や暖房を必要とする時間短く見晴らしもよいので冬場には2階のリビングは過ごしやすく感じます。
しかし夏場は窓に遮熱対策をしなくては室内温度が1階に比べると上がるので冷房を必要とする時間が長くなります。
そして玄関や屋外へ行くために1日に何度も階段を往復することになります。
このように、お部屋の配置ではメリットを求めるとデメリットも発生してしまうので、デメリットなことをの対策や工夫を取り入れた間取りを考えることが必要です。

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