注文住宅を建てるまでのスケジュール

家を建てるには、あらかじめスケジュールの確認をしておくと安心です。

「お子様が小学校に入学するまでに入居したい」または「引っ越しのできる時期が限られている」等完成後の予定も考慮して家造りの計画を立てる必要があります。

その計画を立てるには、どの様なスケジュールで進行していくのかを知る事が必要です。

またスケジュールを知っていると打ち合わせで決めていく事をよく考える時間もできるので慌てて間取りや仕様を決めてしまって後で後悔する事になった、という事からも回避できます。

それでは注文住宅の家造りのスケジュールをご紹介します。

注文住宅の家造りの期間は?

新しい住まいのイメージ作りから完成までは、工法・依頼先・その他諸事情等により違いはありますが6か月以上の期間は考えておいたほうがよいでしょう。

①新しい家のイメージ作り

まずは雑誌やインターネット等で家のイメージをよく見てみましょう、

特にイメージや間取りは常に情報収集をしてスクラップや写真を撮っておき、ご自分の考えを説明できるようにしておくとよいでしょう。

②モデルハウスやショールームを見てみましょう

イメージができてきたらイメージに近いモデルハウスや住宅設備や内装をショールームで見てみましょう。

モデルハウスやショールームでは、このお部屋が何㎡もしくは何畳あるのか等の空間を体験する事ができるのでリビングは何畳位欲しいか、キッチンのレイアウトはどうするか等を体感して,どんな暮らしをしたいのかをイメージ作りに利用しましょう。

またモデルハウスやショールームでは構造工法や住宅設備など家造りに関する事を説明をしてもらえるので一通り説明を聞いておき、ご自分に必要な事を家造りのプランニングの参考にしましょう。

③家の構造を決める

家の構造工法は大きく分けて木造・鉄骨・コンクリートの3つがあります。

構造工法によりできない間取りもありますし、コストも違うので比較してみましょう。

イメージした家が建てられるか、それぞれの長所・短所を知り工法を決ます。

ハウスメーカや工務店により工法を限定していたり得意としている工法があります。

④資金計画を立てる

新しい家での予算を決めローン金額の検討等を始めましょう。

④土地探し

広さ、形、立地、価格その他提供される情報を様々な視点から決めていきます。

この時、施工業者や建築士・設計士等の建築の専門家に相談できると、家の向き、車の駐車、庭の広さ等のアドバイスをしてもらえるので安心です。

⑤施工業者依頼先を決める

施工業者はハウスメーカー・工務店・建築家等がありますが、それぞれに長所と短所があるのでご自分のイメージの家に合う依頼先を決めましょう。

⑥基本設計の打ち合わせ

施工業者と建物の配置や間取りから外装、内装仕上げ、外構など施工を依頼したい事の仕様を決めていきます。

家族構成や暮らし方等の情報を提供したり、ご自分のイメージしている事などを伝えてコミュニケーションをよく取りながら決めていきましょう。

⑦概算見積~最終図面作成

図面作成と共に概算見積を作成してもらい、それらを基に細部の決定をしていきます。

思い通りの家が建てられるように、ご自分でも情報収集をしたりコミュニケーションをよく取り施工業者の提案にも耳を傾けながら間取りや仕様を決めましょう

⑧ローンの手配

見積を基にローン審査を受け資金計画をはっきりさせます。

⑨施工業者と契約

思い通りの図面と見積が出来たら工事請負契約をします。

工事の期間、建築代金の支払方法もこの時決定していきます。

⑩建築確認申請

設計した家が建築基準法に適合しているかの公的機関による審査を受けます。

この審査の確認後から工事の着工ができます。

⑪地鎮祭

工事を着手する前に工事予定地を神主にお祓いをしてもらい工事と建物の安全を祈るものです。

⑫工事着手

工事着手前までに近隣へのご挨拶をしておきましょう。

工事中は車両の出入り、騒音等で近隣の方にはご迷惑をかけるので業者と共に施主も挨拶をしておきましょう。

⑬工事開始~上棟

基礎工事・足場工事・土台まで工事を進め、柱や梁の構造を組み上げた後、上棟式を行い今後の工事の祈願する儀式を行う、上棟後に施主主催の小宴を行う場合もありますが最近では簡素化しつつあります。

施工業者に相談して行い方を決めると良いでしょう。

⑭工事進行中

工事現場へ様子を見に行きましょう。

構造部分は最初の時期しか見る事は出来ません是非見ておきましょう。

また職人さんへの労いのお茶等を持参してコミュニケーションを取るのも職人さんの励みにもなります。

工事を進行しながら内装仕上げの柄選び等を進めて行く場合もあります。

⑮竣工検査・施主検査

完成した建物が建築基準法に適しているかを調べ、その後施主と施工業者で不具合いなく施工されているかの確認をします。

外装、内装、設備機器、建具の開閉等隅々までチェックして下さい。

⑯最終支払~引き渡し

工事が完了し確認を済ませたら、工事代金の最終支払を行い建物の引き渡しを受けます。

⑰ローン実行~入居・家屋検査

ローンの実際の融資が実行される。

引っ越して入居を済ませたら各市町村の役所の家屋検査を受ける。

今回は大まかに施主が係る事を中心にご紹介しました

このスケジュールは依頼先により前後する事もあります。

また全ての事において施工業者から説明があったり、相談に応じて頂けます。

ご自分がどのような家を建てたいかと、予算、時期の考えをまとめておけば、後のスケジュールは施工業者の方で進めてくれます。

またローン関係は施主が行わなければいけないので頭金がいくら用意できるか、いくらまでのローンが組めるのか等の目安は、早めにはっきりとさせて予算立てを始めましょう。