断熱材の仕組み

家造りに断熱は欠かせない工事のひとつです。

家の老朽化と腐食の原因は水の侵入や結露・湿気にあり断熱をする事で、これらの事から家を守り室内を快適な環境してくれます。

そして断熱を高めると気密性も上がるので外部からの温度の影響を受けにくくなり冷暖房の効率が上がり省エネにもつながるという事です。

その断熱方法には種類があるので選択する必要があります。

また家が仕上がってしまうと断熱材が、どの様に施工されているかを見るには天井裏・床下を覗いて見られる程度でしょう、建売住宅の場合は仕様書で確認して販売者からの説明を聞いてこの家の断熱性能を知る事になります。

そこで断熱と気密について、ご紹介します。

断熱と気密がなぜ必要か

  • 家屋内の温度差が少なくなり省エネルギーになる
  • 結露やカビが生じにくくなる
  • ダニの繁殖密度が低くなる
  • 家内外の騒音防止対策にもなる

次世代省エネルギー基準

断熱基準の低い家造りをしていた日本が1993年に先進国のレベルに見習い全国を6つの区域に分けてそれぞれに望ましい建物全体の断熱性能の基準を建設省(現国土交通省)が定めました。

それが次世代省エネルギー基準です。

住宅に係る利用エネルギーの合理化に関する基準で、主な工事内容としては断熱・気密・換気性能の内容になります。

新築される住宅については2020年までに、この基準を段階的に適合義務化する計画になっています。

断熱の方法

断熱の方法としては「充填断熱」と「外断熱」の2つがあります。

<充填断熱>

充填断熱の壁は内側に防湿層を設け柱と柱の間の壁内に断熱材を入れ気密する方法で主にグラスウールやロックウールが使われています。

(充填材には木質繊維や自然素材を使った断熱材や発泡剤の施工方法もあります)

メリット

  • 外断熱と比較すると厚い断熱材を入れる事が出来る
  • 施工が比較的容易
  • 外断熱に比べると費用が安価

デメリット

  • 気密性の確保は施工者の技術による
  • 床下・小屋裏・土台・柱は外部の温度の影響を受ける

<外断熱>

外断熱は建物全体を発砲プラスチックを板状にした断熱材を貼ります。

建物全体を外側から包む状態なので床下・小屋裏・壁内もすべて室内と同じ環境なります。

メリット

  • 建物全てが室内と同じ環境になり温度差がない
  • 気密性と断熱性が両立している
  • 構造躯体が断熱材で覆われるので外部からの影響を受けにくく構造躯体が長持ちする

デメリット

  • 施工に手間がかかる
  • 厚い断熱材を取付ける事はできないので性能に限界がある
  • 費用が高価

大まかに説明をしましたが断熱のポイントの理想は下記ような事です

  • 建物全てが室内と温度差が無い
  • 風・雨・湿気に強い
  • 外部の温度の影響を受けない
  • 断熱が室内の気密性にもなっている

この理想から木造住宅の断熱の理想に近いのは外断熱になりますが現在では内断熱の比率が上回っています。

サッシも断熱仕様に

高断熱・高気密化をしたい家では建物全体の気密と断熱をより高める必要があります。

ですから外部の温度の影響を受けやすいサッシも断熱・気密仕様を設置する事でさらに性能は高まります。

この断熱は省エネにつながる事も魅力ですから、建材の開発は進んでおり高断熱・高気密性能を取り入れた建売や注文住宅も増えています。

高断熱・高気密の住宅で気を付ける事

しかし高断熱・高気密の弱点である結露には生活の仕方に注意をしましょう。

湿度の高い日本では結露対策をすることが大切となります。
24時間換気で湿気や有害物質を含んだ空気を排出する換気計画と室内に水蒸気の発生する原因になる洗濯物を室内に干す・開放型のストーブは使用しない方がよいでしょう。

断熱と省エネルギー対策等級

断熱性能の高さは専門家の計算により省エネルギー対策等級の判定ができます。

この等級が高い住宅には補助金や助成金制度が近年増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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