家造りで知っておきたい住まいの広さ

注文住宅

間取りのプランニングを始めると、どんなお部屋でも広くしたい憧れがでてきて予想以上の大きな家になってしまう事はよくあります。

しかし限られた土地のスペースと費用の問題を考えると、考え直さなければいけない事に気づきますね。

住まいの広さを知っていると現在の家の広さとの比較ができたり、家の大きさが分かってきます。

またお部屋の広さを表す単位と目安を知っているとお部屋の広さを想像する事が出来ます。

住まいでよく使われる広さの単位

住まいの単位を知っていると広告等の間取りや設計士の説明で使われる長さや面積が分かります。
また平面図を見て、お部屋の広さを想像できるようになります。

まず現在のお部屋を見てみましょう。

窓や扉・壁・天井の長さを測ってみましょう「今度の家は今より天井を高くしたいので70mmmプラスで2,500mmで設計してもらおう」等高さや広さの検討が付きます。

また床面積にという単位が使われますが、その単位は一般的に規格化(中京間)された和室の畳1枚の1,820mm×910mmの2枚分の広さを言います。

面積でいうと3.3124㎡になります。

そして1,820mmは1間(いっけん)と言われる単位になり、この単位は窓や引き違い戸(2枚の引き戸)に使われる事が多くあります。

この畳の大きさが把握出来ていると洋間のお部屋の大きさも「畳何枚分か」という感じで広さの目安が付きやすいです。

洋室でも何畳に置き換えて広さを想像する事ができますね。

また6畳間にどれだけ物が置けるかという目安としては敷布団が3枚で廻りにスペースが取れる広さです。

さらに、この長さや面積の感覚はベッド・ダイニングテーブル・ソファー・キッチン等の大きなインテリアの配置やサイズ選択の時にも役立ちます。

家の色々な場所や家具を計測してみましょう

間取りを表す平面図には、それぞれのスペースの長さや柱や窓の位置を真上から見た状態になっていて長さの単位はmmで記載されているので1,820mmは通常の感覚で表すと1m82cmになります。

現在の家の色々な場所や家具・窓の大きさやテーブルや洗面化粧台・キッチンの高さ等も計測してみてmmの単位の表し方に慣れておくと建築図面が理解しやすくなります。

暮らしやすい設計を考える

敷地と予算に余裕があればトイレでも洗面脱衣室でも広く造ると収納スペースも確保できストック用品までも楽に収納できて便利ですが、そうもいかないのが実情です。

ですから無駄に広くせず、ただし動作のできるスペースはしっかり確保する設計にしていくのが暮らしやすい間取りになるでしょう。

お部屋の広さを考えてみよう

お部屋の広さの感覚が分かってきたら希望お部屋の広さを考えてみましょう。

まず家族の希望を整理して優先順位を決めてみましょう。

お部屋の大きさは決めるには、その部屋でどのように暮らすのかをシュミレーションしてみます。

そしてその部屋に置きたい家具の大きさや配置関係を考えてみます。

LDKでは特にTVとソファーの配置やキッチンとダイニングテーブルの配置は大きな家具や設備なので、それらの配置と間取りは一緒に考えていきます。
設置したい壁やドア・窓の位置で設置場所がほぼ決まってくるので、間取りを考えながら、これらの大きさと配置をシュミレーションしていくと暮らしやすい動線も確保できます。

また窓の設計ですがリビングでいうと「明るく大きな窓が沢山欲しい」「大容量の収納が欲しい」の2つの希望が出ていたとしても、大容量の使いやすい収納場所の確保には壁がなければ叶いません。

このようになにかを優先させると、もう一つは思うようにいかない事もありますが、方法は色々とあります。

窓には電動や高所でも開閉できる物やサイズも規格以外にオーダーすることもできるので同じ壁に高所に明かり取りの窓を付け出し入れしやすい位置に収納を付けるとか天窓を付ける等、設計士でしたら色々なアイデアを提案してくれます。

設計は最終的には専門家にお願いするのですが、施主のイメージしている暮らし方や好みや置きたい家具の大きさ・配置等の情報から、お部屋の広さやレイアウトを設計していくので、広さや長さの感覚が分かると、それぞれのお部屋の広さを決める事で家全体の大きさも分かってくるので敷地での配置等全体のプランニングが具体化してきます。

 

 

 

 

コメント